建てた後の後悔も多い注文住宅!よくある失敗例から学ぶ失敗しないコツを紹介!

いずれ憧れのマイホームを手にしたいと考えている人は多いでしょう。
こちらの記事では、注文住宅でマイホームを手に入れたのに、後悔したり失敗してしまったという例を紹介しています。
不必要なものを取り入れてしまったり、あるいは何かが不足して住みづらかったりと、事前に知っておけば防げた失敗例がたくさんあります。
マイホームを建てたいと考えている人は、一度こちらの記事に目を通して、間取りや設備などを選ぶコツを知っておきましょう。

建てた後の後悔も多い注文住宅!よくある失敗例から学ぶ失敗しないコツを紹介!

注文住宅を建てる時に失敗しないコツは、その注文住宅に住むことを「想像すること」です。
希望や理想を追い求めると、結局住みづらい家になってしまうかもしれません。
よくある失敗例として、すっきりとして無駄のない家を希望して、生活感のあるものを他人から見えないように隠せるようにした家です。
外見はきれいですが、炊飯や掃除など家事をするたびに隠したところから家電や生活用品を出さなければならず、とても煩わしいことになってしまっています。
見た目だけではなく、住むことを想像する必要があります。

想像以上に長い注文住宅が完成するまでのスケジュール

注文住宅が完成するまでのスケジュールは、多くの人が想像する以上に長くなるためこの点に注意しなければなりません。
そのほとんどが様々な細かな仕様を決めるために費やされ、また打ち合わせなども非常に多くなるものです。
注文住宅はそれぞれの会社によっても異なりますが、様々な基本的な設計をベースに自分の好みのものを組み合わせることになるため、その一つ一つに入念な構造上の確認など、様々な工程が発生します。
一般的な住宅の場合にはあらかじめその基本設計は出来上がっているため、注文を受けた段階で材料の手配や実際の建築作業の段取り等をすぐに始めることができるのですが、注文住宅の場合にはその細かなしようとこれに対する設計作業等が含まれるため、その部分で多くの時間を必要とすることになります。
しかしこれらの作業を確実に入念に行わないと、出来上がった住宅が様々な問題を抱えることになりかねないため、注文住宅の場合にはその完成までの期間を十分に考慮することが大切です。

予算オーバーしがちな注文住宅の見積り

注文住宅では理想の全てを取り入れようとすると、予算をオーバーしてしまいがちです。
そんな時はハウスメーカーの担当者に正直に話して相談するのがおすすめです。
相談を受けた担当者は設計士と連携し、安全性を担保できる範囲でいくつかの材料のランクを下げたり、お風呂やトイレなどの製品のグレードを下げるなどしてコストを削減するなどの方法があります。
顧客からの要望をできるだけリーズナブルに叶えすべく奔走し、この時こそハウスメーカーのコスト意識とセンスが発揮されるシーンです。
ライフプランをヒヤリングしてから無駄を徹底的に省いてシンプルにして、全体的にコストダウンすることを狙う場合もあります。
時にはこれまで培ってきたメーカーとの人脈を駆使して新古品や訳アリ品、アウトレットなども視野に入れて、保証や交換ができないことを条件にしつつも安価に部材を調達してくれた時には感謝してもしきれないという発注者も多いです。
見積りはまだ本契約では無いため、この段階ならプランの練り直しが可能です。
本当に必要なものは何なのか、予算はこれ以上動かせないのかなどを考慮してから注文住宅のプランを最終決定したいところです。

メンテナンスまで考えた注文住宅の設計

注文住宅は設計の自由度が高いため、住まいにこだわりたい方には、高いニーズがあることで知られます。
実際に注文住宅であれば、建物外観のスタイルやデザインをはじめ、室内の間取りやインテリア、さらには外構部分の庭や駐車スペースに至るまで、家のあらゆる箇所を希望どおりに仕上げることが可能です。
ただし住まいに対してこだわりを追求するほど、工期が長期化したり、建築コストの増加を招くなど、何かとデメリットが生じるのも事実。
そこで注文住宅では少なくとも設計段階で様々なデメリットを計算し、それに対応できるプランを構築することが求められます。
例えば水まわりの設備であれば、できるだけ一つのゾーンやフロアにまとめる設計にすることで、工期やコストの軽減を期待できます。
というのも水まわりの設備が分散している場合と比べ、工事の手間がかからないため、工期の短縮化も可能だからです。
また工事に必要な資材やエンジニアも少なく済むことで、工事費の抑制も期待できるでしょう。
これは住まいが完成後のメンテナンスでも同じことが言えます。
したがって注文住宅では設計段階から、メンテナンスを含めたプランの作成が重要になります。

体験者の声を聞きながら建てる注文住宅

昨今の注文住宅の設計はパソコンのCADで作成するのが主流で、図面を3Dデータに変換して臨場感のある映像で完成形をイメージできるようになりました。
しかし、それはあくまでも視覚から来る情報に留まり、生活実感までは体験できません。
そこで体験者の声を聞き、じっくりと検討するのがおすすめです。
注文住宅ではそれぞれ違う個性を持っており、同じものは殆ど存在しないものの、インターネットの口コミが閲覧できるケースでは、同じメーカーの同じ工法を採用した住まいの情報から住み心地を探ることができます。
また、親戚や友人知人、会社の同僚や取引先様などあらゆる人脈を駆使して体験談を聞いたり、可能であればお邪魔して見学させてもらえば注文住宅のメリットやデメリットを知ることがでできます。
百聞は一見に如かずとは正にこのことで、体験者の貴重な証言に勝るものはありません。
決して焦って注文する必要はなく、十分に情報収集してから決断しても遅くはありません。

家具の配置まで考えて決める注文住宅の部屋に整えるコンセントの数や位置

近年ではスマートフォンの利用者は急増し、毎日の生活には欠かせなくなりました。また、文部科学省のが推進するギガスクール構想では1人1台端末の貸与が始まり、学校によっては家に持ち帰って宿題や予習が行えます。
注文住宅で暮らしている家族全員が一斉に充電するとなればコンセントは大混雑となり、タコ足配線をして万が一規定の容量を上回れば危険も伴います。頻繁にプラグの抜き差しをする場合には作業をしやすいスペースも必要で、他の家具が邪魔にならないなど適切な設置位置も求められます。基本的には1部屋に1つ以上のコンセントを設置するのが一般的ですが、使用するデバイスが多ければおのずと数が増えます。完成してしまってから足りずに増設工事をするのは面倒なばかりか、ケーブルを壁に敷設せざるを得ない場合には景観も損ねてしまいます。注文住宅を注文するなら使用する電化製品やデバイスを把握して、必要な数や位置をしっかりと見極めて設計に反映させたいところです。

注文住宅で人気の床暖房を導入するときの注意点

注文住宅で床暖房を導入する際には、いくつかの注意点があります。まず床を温めるということは、フローリングや床材に熱を与えるということなので熱に強い素材を使う必要があるためです。
熱によって歪みが生じたり劣化が進むようなものは避けるよう、注文住宅設計の際に事前に確認すると良いでしょう。床暖房には二つの種類があって、1つ目は電気ヒーターで暖める方法でこちらは比較的リーズナブルに導入できます。メンテナンスもあまり必要としないため、取り入れやすい一方で電気料金はそれなりにかかると言うことは注意が必要です。もう一つは温水を用いる方法で、ガス給湯器などを利用するものです。床の下に温水パイプを張り巡らせることで、暖めるもので電気と比べるとランニングコストは安価です。デメリットは、パイプが劣化するリスクがあり10年に1回程度はメンテナンスが必要になります。また、初期コストも比べると高めなので、選定の際には吟味する必要があります。

スッキリ収納できる注文住宅のテクニック

住宅において後から気になることで良く挙げられるのが収納です。物はどうしても増えていく一方というのは良く理解できることで、条件が許す限りはクローゼットなどのスペースを確保するというか、考えに入れておいたほうが良い注文住宅となるのは間違いありません。この点に関して言えば、注文住宅では一般的なクローゼットだけにこだわる必要がありませんので対策が立てやすいです。
例えば通常の物入れではなく、人がその中に入れるくらいに広いウォークインクローゼットは人気の設備ですし、玄関付近に靴を履いたまま立ち入れるシューズインクローゼットを設置する案もあります。昔の家で言うところの庭に置く物置のようなイメージで大きな物や重い物を入れておくことができます。あるいは、衣類や寝具などだけを考えるのではなくて、キッチンにパントリーを設けることも可能です。買いだめした長期保存の利く食料品の他、大型の調理器具であっても収納できるようになります。

快適な生活にかかわる注文住宅の断熱性能

注文住宅にしたからといって、それだけで快適な生活が手に入るというわけではありません。あくまでも間取りや外観が自分の希望通りにカスタマイズできるだけですので、それ以外の点についても注意を払っておかないと後悔する恐れもあるからです。
特に重要なのが注文住宅の断熱性能です。マイホームを建てる人の多くは見た目ばかり重視してしまい、家の機能や性能といった点には知識が少ないことから住宅会社に言われるがままということはよくあります。
ところが断熱性能が低いと、夏場には屋外の猛烈な熱気が家の中に入り込んで来てしまうため、エアコンを強くしているにも関わらずあまり涼しくならないといった状況に陥りがちです。逆に冬場にも屋外の寒い空気が入ってきてしまいますから、一年中を通してあまり快適でない住まいになってしまうのです。
これを避けるには、注文住宅を建てる際に断熱材に力を入れることです。予算に余裕があれば、セルロースファイバーのような高機能素材を選ぶと良いでしょう。

注文住宅を建てる地域の特性に合わせて考える防音性能

自由設計の注文住宅であれば、外観のデザインをはじめ室内の間取りやインテリア、さらに庭や門塀などの外構に至るまで、家のあらゆる部分を自分たちの理想どおりに仕上げることが可能です。
ただしこのように理想の注文住宅を実現するには、それにふさわしい土地を選んだ上で、その地域の特性に見合った機能や構造に設計することが、重要なポイントになります。例えば防音性能についてもその1つです。建築予定地が繁華街のド真ん中にある、目の前に交通量の多い幹線道路が走っている、あるいは鉄道が頻繁に往復している等、このような地域環境が周囲に広がっているなら、住まいにも高い防音性能が求められるでしょう。また子育て中による子供の声や、ピアノなどの習い事をしているなど、家庭の事情によって防音対策を施した家づくりが必要になるケースも、決して少なくありません。したがってこのような地域環境で注文住宅を建てるなら、防音の性能に優れた鉄筋コンクリート工法を得意とするような、実績のある業者を選ぶことも必要になります。